時間・空間・物質  

(2010年11月26日)


 

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アインシュタインの重力理論によると、重力の場は空間のゆがみであって物質ではない。もちろんエネルギーも運動量ももっていない。それは作用の伝達には物質が必要であることと矛盾しないであろうか。もちろん、この考え方によれば自由落下は慣性運動であり、重力は働いていないのであるから、その限りでは空間を飛びこして力が働いたことにはならない。

(了)


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