和の規則を誘導します。ĀをAの逆の命題とします。つまり、Aがサイコロで「偶数が出る」ならばĀは「奇数が出る」に対応しています。
論理積 AĀ は常に偽です。
ĀはAの否定です。従って、AとĀの共通部分はありません。ということは、AĀという事象はないのですから、その確率も0になります。
P(AĀ)=0 論理和 A+Ā は常に眞です。
つまり、事象は必ずAかĀ です。従って、
P(A+Ā)=1
全空間をCとすれば、C=A+Ā
P(A+Ā|C)=P(A|C)+P(Ā|C)=1
一方、積の規則は、
P(B|C)=P(A|C)P(B|AC)=P(B|C)P(A|BC) この二つの式から、次式が誘導できます。
ベン図を描いた方が早いので、具体的な誘導は省略します。
P(A+B|C)=P(A|C)+P(B|C)-P(AB|C)
これが和の規則です。 ベン図については一つ注意が必要です。
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